間もなく産休が明ける。夫は協力的だけど、近くに両親はいないので育児の援助は望めない。
これから育児しながらの夜勤は不安。できれば子育てが大変なうちは夜勤はしたくない。
でも、今の職場は夜勤をしないと契約社員扱いになり給料が減らされてボーナスもカット。
夜勤しないだけで日勤の仕事は他の人と同じなのに・・・。
今まで小さな不満はあったけど職場を変えることが面倒で働いてきたけど、これから育児をしながら働ける職場なのかな。
と悩んでいるあなた。
これまで大きな不満がなく、職場を変えることはあまり考えてこなかったかもしれません。
でも、夜勤しないと契約社員というのは大きな問題ですよね。
近くに育児を援助してくれる親がいない場合は、夫と二人で協力して子育てしていかないといけません。
夜勤をするとなるとかなりきつい状態になりますね。
できれば夜勤はしばらく免除して欲しいところ。その気持ちはよくわかります。
でも、夜勤をしないと契約社員だなんて、今の職場ははたしてこれから長く働く価値のある病院なのでしょうか?
一生懸命育児と仕事を両立させて頑張っても、給料がさがるなんて、やる気がなくなってしまいますよね。
残念ながら今の職場は、これから子育てしながら長く働くには素晴らしい病院とは言えません。
職員を大切にしてくれていないクズ病院かもしれません。
子育てしながらでも、働きやすい職場はほかにたくさんあります。
あなたが今のうちにそのクズ病院をやめた方がいい4つの理由を解説します。
やめたほうがいい4つの理由
職員間のモチベーションが違う
これは当然そうなりますね。
日勤では同じ業務をしているのに「夜勤しない」という理由で給料もボーナスもカットされるのであれば、やる気がダウンしてしまいます。
夜勤をしないだけで、日勤では他の職員と同じように責任のある仕事をしているのに…
給料に差をつけられるとやる気がなくなり、いい仕事ができませんね。
どうせ頑張っても契約社員で給料は低いんだし…と思うようになります。
いつしか心の中では「正社員がしっかりやればいいでしょ!」と投げやりな気持ちも芽生えてしまいがちです。
「どうせ契約社員だし」という気持ちは、職員間のコミュニケーションにも悪影響をあたえます。
当然、職員間でモチベーションにも差がでます。
職員間でモチベーションに差があると人間関係にも影響が出てきます。
退職金に影響する
あなたがその職場をやめるときは退職金をもらいますよね。
法人の規定にもよりますが契約社員で働いた期間は、退職金の計算に含まれない可能性があります。
含まれても正社員のときよりも計算の仕方が多少違う可能性が高いです。
育児と仕事と両立してものすごく頑張っていた期間なのに、その期間は契約社員なので、退職金に反映されないなんて納得できませんよね。
独身で仕事だけに打ち込める人と違い、あなたは毎日自分のことは後回しにして、とにかく育児と仕事に頑張っているのに。
ものすごく頑張った時期が、退職金に反映されないのはその期間は職場にいないという扱いと同じようなものです。
どう思いますか?
でも契約社員は正社員ではないので、そんな扱いになるのは仕方ありません。
契約社員は雇用が不安定
看護師の仕事は売りて市場で人手不足なので、突然仕事がなくなる可能性はかなり低いです。
でも、他の業種では不景気になると契約社員から雇用を解除されます。
正社員よりも雇用形態が不安定だということも覚えておきたいところです。
職員のことを大切にしていない
くるみんマークって知っていますか?
くるみんマークとは、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣からの認定を受けている職場のことです。
男女の育児休業の取得率、終業時間変更について、労働時間などについての9つの基準がありそれを満たすと、くるみんマークが取得できます。
育児しながら働きやすい職場かを知る目安になります。
働きやすい職場にすれば職員はやめなくなり、いい評判は広まり人が集まってきます。
働きやすい職場はいい人材が集まりやすいです。
最近は働きやすい職場環境を目指す職場も増えてきていて、産休・育児休業制度が取りやすくなり男性が育児休業を取る人も増えてきました。
ちなみに、わたしの職場はくるみんマークを取得しています。そのためか20~30代の育児世代の人たちが多く働いています。
もちろん働きやすい職場です。
くるみんマーク取得のように、職員に長く働いて欲しいと思うのであれば、働きやすい環境を整えるものです。
夜勤をしないという理由で契約社員にするのは、残念ながら職員のことを大切にしてるとはいいがたいクズな職場です。
夜勤ができない理由で人がやめても、どうせまた人を採用すればいい、と考えているのかもしれません。
育児はしばらく続く
この先2人目も考えているのであれば、子育ての期間はまだまだ続きます。
親からの育児への援助は望めないので、夜勤はずっとできない可能性があります。
その間何年も契約社員扱いで、給料もボーナスも減らされるとその差額は結構な額になりますね。
毎月の給料だけでなく、ボーナス、そして退職金にも影響するんです。同じ仕事をしているのに、不満な気持ちになりませんか?
数年ならまだ?我慢できるかもしれませんが長い期間になるとその差はかなり大きいです。
その職場にしがみつく理由はありません。慣れた環境を変えるのは面倒ですが、その職場にいてもあなたの頑張りが評価されません。
残念ながら長く働く職場ではありません。夜勤ができなくて日勤だけでも、給料に差をつけない病院は他にたくさんあります。
じつはこれはわたしが経験しています。
育児と仕事を両立できるように制度を整えている職場はたくさんあります。
そういう病院で働くと心に余裕ができて育児が今よりも楽しくなるでしょう。
おわりに
今まで転職を考えていなかったかもしれません。
でも、さがしてみるといい条件でママが働きやすい職場があることがわかります。
育休明けで仕事復帰すると毎日あわただしく、忙しさで妥協して決めてしまうことになりかねません。
育児しながらでも働きやすい職場を見つけるために、今のうちに一歩踏み出しませんか?
人は変化を好まない生き物です。
今、職場に不満があってもなかなか最初の一歩を踏み出すことができないものです。
まずは転職サイトに登録してどんな職場があるのかを調べてみませんか?
ママが働きやすい職場が他にもあることがわかると気持ちが楽になります。